養蚕業の中心・群馬のJapanインテリア・シルク株式会社。天然素材「生皮苧(きびそ)」を使用したシルクの壁「富岡絹壁」のご紹介・ご提供。

 

◆きびについて

きび/kibi

蚕が繭を作るとき、初めに吐き出す糸「生皮(きび)」。それらをよりあつめた希少な天然素材を「生皮苧(きびそ)」といいます。生糸の太さがおよそ20ミクロン前後なのにくらべ、きびは1〜5mmもの太さをしています。

母子/Mother and child

不揃いの太さとゴワゴワした質感のために織物には不向きとされ、今まで生糸づくりでは使われてきませんでした。しかし、きびは一般的な絹糸にくらべ水溶性のタンパク質を多く含み、保湿性に優れ、抗菌・抗酸化作用があることがわかっています。さらに、そのナチュラルな風合いと素材感、独特な立体感は触れるものになんとも言えないいやしの印象をあたえるのです。

生皮(きび)の主な効果

きびの主な効果/保湿・抗菌・抗酸化作用
きびの主な効果/UVカット・高難燃性・VOC対策
 

◆富岡絹壁

「富岡絹壁」は群馬県産のシルクのきび、いわば「いちばん糸」を使った機能性と情緒を併せ持った壁紙。完全受注生産で、熟練の職人が1本1本丁寧に紡ぎ、特殊な製法で手織りをし、京都の染め職人の手により紙に裏打ち、染色され、ようやく仕上がります。天然繊維ゆえの繊細な『きび』の施工は、すべてが熟練の職人による最高の技術で行われます。
「富岡絹壁」は、シルクを衣類だけでなく生活の空間にとりこみ、インテリアシルクとしての新しい価値を創造しました。

積層バージョン
【積層タイプ】

・天然キビソを縦に連続して、積層した構造です。

・職人による糸紡ぎ、糸を積層伸展し、紙を裏打ちしています。


■製品寸法

:93㎝×50m巻き

■色

:5色

■防火性能

:不燃材料認定:NM-9969

■VOC対策

:ホルムアルデヒド放散:F☆☆☆☆

織りバージョン
【手織りタイプ】

・横糸に天然キビソ、縦糸に天然絹の織り構造です。

・職人による糸紡ぎ、機織り工程を経ています。紙を裏打ちしています。


■製品寸法

:92㎝×50m巻き

■色

:10色

■防火性能

:不燃材料認定:NM-9969

■VOC対策

:ホルムアルデヒド放散:F☆☆☆☆

 

ラインナップ(色見本)

真鉄(まかね)

真鉄(まかね)

銀白色(ぎんはくしょく)

銀白色(ぎんはくしょく)

金色(こんじき)

金色(こんじき)

和銅(わどう)

和銅(わどう)

RS-101

RS-101

RS-102

RS-102

RS-103

RS-104

RS-105

RS-105

RS-106

RS-106

RS-107

RS-107

RS-108

RS-108

RS-109

RS-109

RS-110

RS-110

 

◆富岡絹壁ができるまで

碓氷製糸工場にて
製糸工場にて

国産シルク製糸工程において、絹繭玉から生皮「きび」は、少量生産されます。


製糸工場にて、選繭 → 煮繭 → 繰糸の工程から産出されます。

職人による紡ぎ・染め
職人による糸紡ぎ

取り扱いが難しい「きび」はすべて手作業で繰り・織りされています。


職人の手により、紡ぎ → 機織り → 製品加工をします。

完成・納品
完成・納品

多くの手作業の工程を経て、壁紙は完成します。


製品状態確認 → 検査 → 梱包 → 出荷

施工
施工

富岡絹壁は通常の壁紙として施工できます。


専門の技術をご希望される場合は、全表連(※)の加盟施工店をご紹介いたします。

全国表具経師内装組合連合会

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